介護予防教室や生活習慣病予防教室が閑古鳥だそうです。 昨今の医療費高騰、介護予防の必要性からも絶対必要な保健サービスなのに、なぜ活況を呈していないのでしょう?その理由は、往々にして一方的な「指導」の域を脱していないからだといえます。「安全性と効果性の検証ができているプログラムであれば問題ないだろう・・・」という押し付け的かつ”上から目線”な提供スタイルであることが否めません。これでは、人が集まらないのも仕方ありません。なぜならば、そこに、その人をクライアント(お客様)として受け入れ、その人の立場になって個別に健康づくりを支援するというサービス精神に欠けているからです。人は体に不具合があって日常生活に支障をきたす場合は、いやおうなしに病院に足を運びます。今は特段といった不具合はなく日常生活にも不備を感じていない生活習慣病やメタボリックシンドローム予備群といったヒトたちは、予防のためにわざわざ足を運びません。それが人間の性というものです。ましてや、脅しや威嚇による強制ではなおさらです。 昨今ではEBM(科学的根拠に基づく医療)概念が浸透しつつあり、それに基づく治療法や予防法というものが科学的に解明されています。がしかし、医学サイドからの方法論を以ってしてもクリアできない大きなハードルがあるとすれば、それは「どうしたら自発的に参加してもらえるか?」「どのような継続インセンティブを与えるか?」といった事柄に尽きるといえます。糖尿病の人にどういう二次予防関与をすべきか、要介護度を軽減するにはどうしたらいいかといった対症療法的な方法論は数多くありますが、モチベーション喚起を促す対象者の観点から見たインセンティブの仕組みがなかなか提供されていないのが現状です。 一旦現場に足を運んだものの、現場の指導者が一方的な押し付け指導では、だれも次回につながりません。そこには、「よくぞおこしくださいました!さあ、わたしと楽しく体を動かして元気になりましょうね!!」というホスピタリティといったキャラが不可欠なのです。このキャラをもちあわせたのがインストラクターといえます。さらに、子育てなどで一定のブランクを経たインストラクターは、いわゆる一般消費者的な感覚を併せ持つことができ、とても包容力あふれる健康づくり支援ができる方々とおもいます。 ここで大事なのが、かつてインストラクターであった皆さんが、または現役インストラクターで将来に不安を抱いている方々がこうした事実をしっかり認識し、そうした現実に対峙しようという使命感を持っているかがとても大事なのです。
◆求められる実践力と質 インストラクターのリブランディング
今回の社会志向インストラクター並びにママさんインストラクター復帰活用の場は、まさにこの“黄信号”に属するヒトたちへの保健指導や健康サービスに他なりません。こうした方々が適度なエクササイズを日常生活に取り組むことにより、生活習慣病の予防に対する効果が強く期待されます。そのためにも、健康づくりのための運動基準に沿った安全で効果的かつ楽しい運動指導のできるインストラクターの要請は今後ますます増えていくものとなります。 INSTCOOPは、こうしたインストラクターや個人事業トレーナーのエージェントとして、可能な限りのキャリアサポートを展開し、指導者のリブランディングと新たな価値創造を提供したいと願っております。