ポールウォーキングコーチ

 

 
◆わたしたちは、「こんなもったいないことはない!」と常々考えていました。

 介護予防教室や生活習慣病予防教室が閑古鳥だそうです。
昨今の医療費高騰、介護予防の必要性からも絶対必要な保健サービスなのに、なぜ活況を呈していないのでしょう?その理由は、往々にして一方的な「指導」の域を脱していないからだといえます。「安全性と効果性の検証ができているプログラムであれば問題ないだろう・・・」という押し付け的かつ”上から目線”な提供スタイルであることが否めません。これでは、人が集まらないのも仕方ありません。なぜならば、そこに、その人をクライアント(お客様)として受け入れ、その人の立場になって個別に健康づくりを支援するというサービス精神に欠けているからです。人は体に不具合があって日常生活に支障をきたす場合は、いやおうなしに病院に足を運びます。今は特段といった不具合はなく日常生活にも不備を感じていない生活習慣病やメタボリックシンドローム予備群といったヒトたちは、予防のためにわざわざ足を運びません。それが人間の性というものです。ましてや、脅しや威嚇による強制ではなおさらです。
 昨今ではEBM(科学的根拠に基づく医療)概念が浸透しつつあり、それに基づく治療法や予防法というものが科学的に解明されています。がしかし、医学サイドからの方法論を以ってしてもクリアできない大きなハードルがあるとすれば、それは「どうしたら自発的に参加してもらえるか?」「どのような継続インセンティブを与えるか?」といった事柄に尽きるといえます。糖尿病の人にどういう二次予防関与をすべきか、要介護度を軽減するにはどうしたらいいかといった対症療法的な方法論は数多くありますが、モチベーション喚起を促す対象者の観点から見たインセンティブの仕組みがなかなか提供されていないのが現状です。

 一旦現場に足を運んだものの、現場の指導者が一方的な押し付け指導では、だれも次回につながりません。そこには、「よくぞおこしくださいました!さあ、わたしと楽しく体を動かして元気になりましょうね!!」というホスピタリティといったキャラが不可欠なのです。このキャラをもちあわせたのがインストラクターといえます。さらに、子育てなどで一定のブランクを経たインストラクターは、いわゆる一般消費者的な感覚を併せ持つことができ、とても包容力あふれる健康づくり支援ができる方々とおもいます。
ここで大事なのが、かつてインストラクターであった皆さんが、または現役インストラクターで将来に不安を抱いている方々がこうした事実をしっかり認識し、そうした現実に対峙しようという使命感を持っているかがとても大事なのです。

 

◆求められる実践力と質
    インストラクターのリブランディング

 地域、職域における運動指導を主とした個別支援を担う強力な明るいマンパワーとして、これら未就労インストラクターの活用が、健康づくりサービスの成否を握る鍵といっても決して過言ではありません。生活習慣病・医療予防に関する地域支援事業サービスを提供するチームの一員となって働くかけがえのない専門家・・・まさにインストラクターというブランドを有するものの新しいフィットネスキャリアの誕生です。
 
◆メタボリックな人たちへの個別支援
    3%のフィットネス人口から97%の非フィットネス人口へ
 今まで多くのインストラクターが指導の対象としてきたのは、いわゆる一般健康人。運動の実践において何ら医学的制限のないヒトたちでした。つまり病気を予防し、健康を維持増進する一次予防目的で自発的にフィットネスクラブに足を運ぶ人たちです。信号でいうところの“青シグナル”に属するヒトたちです。ところが、この青信号でフィットネス施設の敷居をまたぐヒトは国民の3%足らずで、しかもこの20年来まったく増えていないのです。なんとも高~い敷居ですね。
 昨今、メディアで大々的に取り上げられるようになった「国民病」メタボリックシンドロームは、予備群を含め約2千万人といわれています。中高年の男性に至っては半数以上が危険域に入っているといわれています。脳卒中や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす憎きメタボは、適度な運動習慣によって確実に改善するのにもかかわらず実際に健康運動習慣を実践できている人はごくわずかに過ぎません。食生活に注意する方は多いものの、運動不足になりがちな生活環境はなかなか改善できないのが実情のようです。医者に言われて運動として始められた方や人間ドッグの診断表にかかれた「毎日の生活の中に適度な運動を心がけましょう!」の指示のもと重い腰をあげた方の運動は、エクササイズの域には程遠く、ましてや習慣化するには相当の努力と工夫が必要だと思われます。こうしたメタボリックシンドローム該当者や予備群といったヒトはシグナルでいうところの“黄信号”といえます。つまり疾病の早期発見、早期予防といった二次予防目的のヒトたちといます。
 
インストラクターのリブランディング 

今回の社会志向インストラクター並びにママさんインストラクター復帰活用の場は、まさにこの“黄信号”に属するヒトたちへの保健指導や健康サービスに他なりません。こうした方々が適度なエクササイズを日常生活に取り組むことにより、生活習慣病の予防に対する効果が強く期待されます。そのためにも、健康づくりのための運動基準に沿った安全で効果的かつ楽しい運動指導のできるインストラクターの要請は今後ますます増えていくものとなります。

INSTCOOPは、こうしたインストラクターや個人事業トレーナーのエージェントとして、可能な限りのキャリアサポートを展開し、指導者のリブランディングと新たな価値創造を提供したいと願っております。

 
 
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