今日のような超高齢化社会においては、ひとりひとりが死の直前まで自立し、寝たきりにならずに健康的な生活(クオリティオブライフ)を維持することが、社会の一員としての責任といえます。その実現にむけた運動様式のひとつにウォーキングがあります。ウォーキングは、いつでもどこでも、誰でも手軽にできる健康づくり法です。運動不足による肥満は疾病の温床となりやすいことからも、ウォーキングは体脂肪を燃やすだけでなく、高血圧や脂質異常、糖尿病の予防にも有効です。特に内臓脂肪に対する効果が期待できます。私たち人類は二足歩行を獲得してから、大変な努力を積み重ねてバランスよくスムーズに歩けるようになりました。がしかし、今日の便利すぎる文明社会、車社会の到来によって、「立つ」「歩く」といった基本動作がとても苦手になってしまったのです。その結果、皮肉にも日常生活において、この当たり前の動作の再訓練が必要になったのです。この基本動作を疎かにしつづけた代償として現代人に課せられたのが歩行不足病の代名詞でもある「生活習慣病」であり、「メタボリックシンドローム」「運動器不安定症」なのです。
これらの対策は、厚生労働省、内科学会、整形外科学会が全力で取り組んでいる重要なテーマでもあります。
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